第 1回(1974年)~第10回(1983年) 第11回(1984年)~第20回(1993年)
第21回(1994年)~第30回(2003年) 第31回(2004年)~第40回(2013年)
第41回(2014年)~第49回[2022年)
第11回(1984年)~第20回(1993年)
(所属は助成時現在のもの・敬称略)
年 度 | 氏 名 | 所 属 | 研究課題 | 金額計(円) |
---|---|---|---|---|
第11回 (1984年) |
天児 和暢 | 九州大学医学部 教授 | カンピロバクター感染症予防のためのべん毛ワクチンの有効性についての基礎的研究 | 775万 |
石村 巽 | 慶應義塾大学医学部 教授 | ヒト好中球菌作用の生化学的解明―Chronic granul omatous diseaseの基礎的研究 | ||
岩永 正明 | 琉球大学医学部 教授 | エルトールコレラ菌溶血素の生物活性並びに溶血性の伝達に関する研究 | ||
仙道 富士郎 | 山形大学医学部 教授 | 日本住血吸虫症の診断と治療を目標とした単クローン性抗体の作製 | ||
多村 憲 | 新潟薬科大学 教授 | Rickettsia tsutsugamushiに関する基礎微生物学的研究―患者及び昆虫からのリケッチア分離と蛋白・抗原構造の解析 | ||
成内 秀雄 | 東京大学医科学研究所 教授 | 単クローン抗体を用いたフィラリア感染防御抗原の検出及び単離 | ||
前田 光美 | 国立療養所多磨全生園 医師 | 培養神経細胞を用いた癩性神経炎解析の試み | ||
脇 誠治 | 群馬大学医学部 講師 | マラリア原虫実験室内感染サイクルの確定 |
年 度 | 氏 名 | 所 属 | 研究課題 | 金額計(円) |
---|---|---|---|---|
第12回 (1985年) |
青木 孝 | 順天堂大学医学部 助教授 | 寄生原虫・蠕虫におけるピリミジンヌクレオチドde novo合成経路の比較生化学的研究 | 800万 故北村泰三氏ご寄附100万を含む |
石井 明 | 岡山大学医学部 教授 | 日本住血吸虫感染マウスの実験免疫病理研究 | ||
和泉 眞藏 | 京都大学医学部 助手 | らい菌種特異フェノール性糖脂質抗原の免疫化学的解析 | ||
坂口 祐二 | 熊本大学医学部 助教授 | 三倍体ウェステルマン肺吸虫の起源の解明 | ||
中江 太治 | 東海大学医学部 教授 | 緑膿菌外膜の透過孔と抗生物質の透過性 | ||
中野 昌康 | 自治医科大学医学部 教授 | Tハイブリドーマ細胞を用いての実験的サルモネラ症の細胞性免疫の解析 | ||
平山 壽哉 | 東京大学医科学研究所 助教授 | 大腸菌が産生するShiga様毒素とVero毒素の下痢原性について | ||
吉村 堅太郎 | 秋田大学医学部 教授 | 広東住血線虫症における好酸球性髄膜脳炎の発症機構と好酸球の役割に関する免疫学的研究 |
年 度 | 氏 名 | 所 属 | 研究課題 | 金額計(円) |
---|---|---|---|---|
第13回 (1986年) |
荒木 恒治 | 奈良県立医科大学 教授 | 輸入食品(動物)よりの寄生虫感染特に有鉤嚢虫症および旋毛虫症の免疫診断基準とその予防に関する研究 | 800万 |
神谷 晴夫 | 秋田大学医学部 助教授 | 再感染防御に関与する紫外線照射弱毒化マンソン住血吸虫の生物学的・免疫学的性状の解析 | ||
杉本 央 | 大阪大学微生物病研究所 助手 | ウエルシュ菌による食中毒症の発症にいたる分子機構の培養細胞を用いた解析 | ||
竹田 多恵 | 国立小児病院感染症研究部 部長 | 腸管病原菌の産生する耐熱性エンテロトキシンの機能と構造 | ||
土肥 義胤 | 大阪大学医学部 助教授 | 癩菌のPhenolic glycolipid-1による免疫抑制状態の解析(マウスにおける誘導と抑制排除の試み) | ||
中江 太治 | 東海大学医学部 教授 | 緑膿菌外膜の透過孔と抗生物質の透過性 | ||
藤原 道夫 | 新潟大学医学部 教授 | 寄生虫感染に伴う宿主免疫系の攪乱と寄生虫の免疫回避現象の解析 | ||
渡邉 治雄 | 国立予防衛生研究所 室長 | 組織侵入性細菌の細胞侵入機構と病原性について |
年 度 | 氏 名 | 所 属 | 研究課題 | 金額計(円) |
---|---|---|---|---|
第14回 (1987年) |
||||
吾妻 健 | 高知医科大学医学部 助手 | ミトコンドリアDNAとアイソザイムから見たウェステルマン肺吸虫3倍体の起源と進化 | 800万 | |
岩永 正明 | 琉球大学医学部 教授 | コレラ菌線毛の性状及び線毛遺伝子のクローニングとその発現機構 | ||
内田 孝宏 | 徳島大学医学部 教授 | 紅斑熱群リケッチア日本株の抗原分析 | ||
小熊 恵二 | 札幌医科大学医学部 教授 | 乳児ボツリヌス症に関する研究 | ||
是永 正敬 | 熊本大学医学部 助手 | 腸管寄生線虫排虫現象を調節する細胞性免疫の解析―ネズミ糞線虫/ラットモデルを用いて | ||
後藤 正道 | 国立療養所星塚敬愛園 科長 | ライ菌の人体組織内動態の免疫組織化学的検討―治癒の合理的判定のために | ||
中江 太治 | 東海大学医学部 教授 | 緑膿菌外膜の透過孔と抗生物質の透過性 | ||
吉田 昌男 | 岩手医科大学医学部 教授 | 血中内毒素を遊離型と結合型に分別定量できる方法を用いた内毒素血症の病因論的解析 | ||
内田 孝宏 | 徳島大学医学部 教授 | 紅斑熱群リケッチア日本株の抗原分析 |
年 度 | 氏 名 | 所 属 | 研究課題 | 金額計(円) |
---|---|---|---|---|
第15回 (1988年) |
内山 竹彦 | 東京女子医科大学 教授 | ブドウ球菌外毒素toxic shocksyndrome toxin-1やエンテロトキシン群の免疫システムに及ぼす影響 | 800万 |
太田 信生 | 岡山大学医学部 助教授 | ヒト日本住血吸虫症におけるT細胞応答の制御とその免疫病理学的意義に関する研究 | ||
奥村 康 | 順天堂大学医学部 教授 | キラー細胞による細菌感染防御機構の分子免疫学的解析 | ||
小熊 恵二 | 札幌医科大学医学部 教授 | 乳児ボツリヌス症に関する研究 | ||
鈴木 康弘 | 東京慈恵会医科大学 講師 | 急性トキソプラズマ症の新しい血清診断法の開発 | ||
田邊 將信 | 慶應義塾大学医学部 講師 | 住血吸虫症の病原機構の解析-肝細胞ミトコンドリアの機能低下に関する研究 | ||
檀原 宏文 | 北里研究所 室長 | 遺伝子プローブを用いた毒素原性大腸菌の簡易迅速同定法 |
年 度 | 氏 名 | 所 属 | 研究課題 | 金額計(円) |
---|---|---|---|---|
第16回 (1989年) |
浅井 隆志 | 東京医科大学医学部 助手 | トキソプラズマ特異酵素の遺伝子に関する研究(診断への応用) | 850万 |
朝倉 均 | 新潟大学医学部 教授 | Clostridium difficile毒素による出血性腸炎の発症機序 | ||
佐藤 良也 | 琉球大学医学部 教授 | 沖縄における糞線虫症患者の防御免疫能に関する研究 | ||
斎藤 厚 | 琉球大学医学部 教授 | 糞線虫症の疫学調査と治療法の確立 | ||
田中 真奈実 | 筑波大学基礎医学系 講師 | 住血吸虫の発育段階における遺伝子発現制御の解明 | ||
西渕 光昭 | 京都大学医学部 助教授 | 腸炎ビブリオおよび類似原病性ビブリオの産生する溶血毒の作用機序の解明とその応用 | ||
布井 博幸 | 熊本大学医学部 助手 | 反復重症細菌感染を示す慢性肉芽腫症の分子生物学的及び臨床的解析とそれに基づく治療の試み | ||
益田 昭吾 | 東京慈恵会医科大学 教授 | 新たに開発した食菌プラーク測定法を用いた、各種疾患における白血球の貪食作用に関する研究 | ||
山本達男 | 順天堂大学医学部 講師 | ヒト小腸粘膜での細胞感染と局所免疫のメカニズム(コレラワクチン開発研究100年への挑戦) | ||
沖縄県公害研究所 | – | 糞線虫症に対する研究班への特別助成 |
年 度 | 氏 名 | 所 属 | 研究課題 | 金額計(円) |
---|---|---|---|---|
第17回 (1990年) |
天野 憲一 | 秋田大学医学部 助教授 | 日本紅斑熱及び恙虫病リケッチアの抗原物質検索 | 1000万 |
大国 寿士 | 日本医科大学老人病研究所 教授 | ストレプトキナーゼのエピトープとプラスミン活性化に関わるアミノ酸配列の決定とその合成に関する研究 | ||
川本 文彦 | 名古屋大学医学部 講師 | 通常光顕を用いた蛍光観察法によるマラリア迅速診断法の開発 | ||
中村 信一 | 金沢大学医学部 教授 | Clostridium difficileの発育及び毒素産生の制御に関する研究 | ||
堀口 安彦 | 大阪大学微生物病研究所 研究生 | Bordetella感染症における易熱性壊死毒素による中毒症発症の培養細胞を用いた分子機構解析 | ||
松岡 正典 | 国立多摩研究所 室長 | Polymerase Chain Reaction(PCR)のらい菌同定への導入とそれを用いた感染病理の解明 | ||
松田 浩珍 | 大阪府立大学農学部 助手 | 肥満細胞欠損マウスと培養肥満細胞の利用による抗ダニ反応の解析 | ||
山田 毅 | 長崎大学歯学部 教授 | 組換えBCG菌を用いたマラリアワクチンの開発 | ||
山本 達男 | 順天堂大学医学部 講師 | ヒト小腸粘膜での新しい局所免疫メカニズムの探求(コレラワクチン開発へのアプローチ) | ||
吉沢 幸夫 | 東京慈恵会医科大学 アイソトープセンター 助手 | 黄色ブドウ球菌のラミニン結合タンパクに関する研究―ことにその定着因子としての役割について― |
年 度 | 氏 名 | 所 属 | 研究課題 | 金額計(円) |
---|---|---|---|---|
第18回 (1991年) |
安藤 勝彦 | 三重大学医学部 助教授 | 旋尾線虫上科の幼虫による幼虫移行症の診断法の確立 | 1000万 |
岩永 正明 | 琉球大学医学部 教授 | コレラ菌の定着因子 | ||
神谷 茂 | 東海大学医学部 助教授 | クロストリジウムディフィシル菌の病原因子の解析と偽膜性大腸炎発症機構について | ||
小崎 俊司 | 大阪府立大学農学部 講師 | ボツリヌス中毒発症機序の解明:毒素受容体蛋白の機能と神経伝達物質遊離機構への関与 | ||
橘 裕司 | 東海大学医学部 助手 | 赤痢アメーバの病原株と非病原株における遺伝子差のPCR法による解析とその診断への応用 | ||
中村 義一 | 東京大学医科学研究所 助教授 | カリニ肺炎パラサイトの分子微生物学的研究と臨床応用 | ||
三浦 総一郎 | 慶應義塾大学医学部 講師 | 腸管出血性大腸菌の腸粘膜M-cellへの捕捉と免疫応答について | ||
山下 直哉 | 慶應義塾大学医学部 講師 | 腸管出血性大腸菌O-157:H7産生毒素(Vero toxin)吸着物質による溶血性尿毒素症症候群発症予防の研究 | ||
山本 達男 | 順天堂大学医学部 講師 | ヒト小腸粘膜の構造と細菌感染防御(60Co放射線不活化コレラワクチン開発) | ||
渡邉 治雄 | 国立予防衛生研究所 部長 | 赤痢菌の細胞侵入性遺伝子群の発現に影響を及ぼす外界環境因子とその生理的意義 |
年 度 | 氏 名 | 所 属 | 研究課題 | 金額計(円) |
---|---|---|---|---|
第19回 (1992年) |
安保 徹 | 新潟大学医学部 教授 | 細胞内寄生細菌感染で活性化される胸腺外分化T細胞の役割 | 1000万 |
池田 康夫 | 慶應義塾大学医学部 教授 | メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症の分子生物学的研究 | ||
一瀬 休生 | 長崎大学熱帯医学研究所 助手 | コレラ菌溶血素の羊赤血球膜受容体に関する研究 | ||
小島 荘明 | 東京大学医科学研究所 教授 | 住血吸虫症の防御抗原遺伝子のクローニングとワクチン開発に関する研究 | ||
西嶌 準一 | 大阪大学医学部 助手 | プロテアーゼインヒビターによる好中球殺菌能増強作用 | ||
平松 啓一 | 順天堂大学医学部 教授 | メチシリン耐性を規定するmec領域DNAの遺伝子解析 | ||
堀井 俊宏 | 大阪大学微生物病研究所 助教授 | コンピュータ・ドラッグデザインによる抗マラリア剤の開発 | ||
光山 正雄 | 新潟大学医学部 教授 | 細胞内寄生菌のエスケープ因子と感染防御・組織傷害の誘導 | ||
柳原 保武 | 静岡県立大学薬学部 教授 | 日本型ライム・ボレリア症の診断法開発 | ||
矢野 明彦 | 長崎大学医学部 教授 | 遺伝子導入抗原提示細胞を用いた細胞内寄生原虫に対するワクチン法の開発 |
年 度 | 氏 名 | 所 属 | 研究課題 | 金額計(円) |
---|---|---|---|---|
第20回 (1993年) |
阿部 千治代 | 結核予防会結核研究所 部長 | RFLP分析による結核の感染および発病様式の研究 | 1000万 |
伊藤 亮 | 岐阜大学医学部 助教授 | 遺伝子工学に基づく、新しいエキノコックス(多包虫)症の免疫学的診断法の研究 | ||
内山 竹彦 | 東京女子医科大学 教授 | エルシニア感染症の発症機序の研究 | ||
遠藤 真澄 | 国立多摩研究所 研究官 | らい性ニューロパチーの動物モデルの確立 | ||
片倉 賢 | 東京慈恵会医科大学 講師 | リーシュマニアの薬剤耐性機構に関する分子生物学的研究 | ||
小林 正規 | 慶應義塾大学医学部 助手 | 赤痢アメーバ非病原株の無菌培養法の確立とアメーバ核DNA合成サイクルの定量的解析 | ||
西嶌 準一 | 大阪大学医学部 助手 | プロテアーゼインヒビターによる好中球殺菌能増強作用 | ||
姫野 國祐 | 徳島大学医学部 教授 | 原虫の毒力の差による熱ショック蛋白質発現の相違と原虫エスケープ・宿主防御機構 | ||
松田 守弘 | 大阪大学微生物病研究所 教授 | 現行のウマ・ポリクローナル抗毒素にかわる抗ジフテリアヒト・モノクローナル抗体の実用化 | ||
良原 栄策 | 東海大学医学部 助教授 | 緑膿菌ポーリンチャンネルの開閉およびその調節の分子構造機構 |